仕事や日常生活で必要となる『発想力』。
「良いアイデアを生み出したい!」、「奇抜なアイデアで周囲を驚かせたい!」...と思っても良いアイデアが出ないのは日常茶飯事。
筆者も良いアイデアを生み出すことが苦手で悩んでいた時に見つけたのが、アンドリー・セドニエフ著の『IDEA FACTORY 頭をアイデア工場にする20のステップ』。
10年間にわたって、著者が世界屈指の科学者、起業家、経営者、発明家が使っているアイデアを生み出す方法を調査して、アイデアを生み出す効果的で実用的な方法を考案。
そのアイデアを生み出す方法が記載されている内容となっている。
そんな『IDEA FACTORY 頭をアイデア工場にする20のステップ』を読んだので、感想を書いてみました。
今回読んだ本『IDEA FACTORY 頭をアイデア工場にする20のステップ』
- 著者:アンドリー・セドニエフ
- 出版社 :ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2017/4/20
- ページ数:178
『IDEA FACTORY 頭をアイデア工場にする20のステップ』のレビュー
『IDEA FACTORY 頭をアイデア工場にする20のステップ』を読んだレビューを簡単にご紹介。
20のステップでアイデア発想力を向上
本書のメインテーマである『アイデアを生み出す方法』は、20のステップを通して、エクササイズ形式で紹介されています。
20のステップ
- アイデア発想は技術である
- 潜在意識を働かせる
- 自分に質問を投げかける
- 考えて休む
- アイデアの質より量を重視する
- アイデアの発想の要点を押させる
- アイデアの原材料を集める
- アイデアを書いて保存する
- アイデアを引き寄せる考え方
- ハイパフォーマンス状態になる
- ゲームのように楽しむ
- 完璧さより、たゆまぬ改善
- 既存のアイデアを取り入れる
- 失敗と偶然を歓迎する
- 休息と運動でエネルギーを得る
- 脳を創造的モードにする
- 雑談をしながらアイデアを磨く
- 有望なアイデアを選んで実行する
- 生みの苦しみの壁を乗り越える
- 創造性の筋肉を鍛え続ける
各ステップは独立しているので、気になるところからエクササイズを始められます。
また、各ステップは多くても20ページの構成になっているので、要点を掴みやすく、読むことに疲れずにエクササイズに取り組むことができます。
アイデア発想は才能の問題ではない
アイデア=才能...の認識を持つ人が多いかもしれないですが、実は創造力は誰もが持っている能力であることが述べられています。
1968年にNASAが行った研究では、5歳の時点で98%の子供たちが天才的な創造性を発揮するといった結果が出ている。しかし、年齢が10歳になると割合が約30%に低下、15歳になると10%にまで低下する結果に変わっている。
年齢を経るごとに創造性が大きく低下する理由としては、学校に通い始めることが影響している。学校では「一つの質問には一つの答えがある」と教えられることが創造力低下に繋がっていると著者は考えている。
なので、創造力は生まれ持った才能ではなく、大人になっても創造力を維持できるかが創造力を発揮する鍵となっている。
そんな失われた創造力を取り戻すためにはどうすれば良いのか。ヒントとなる考え方がたくさん掲載されているので、創造力に自信がない人におすすめの1冊です。
【練習】100ドルを稼ぐ方法を1時間で考える
本書で個人的に面白いと思った内容は、『100ドルを稼ぐ方法を1時間で考える』といった
内容。
どんな内容かというとタイトル通り「1時間の間で、100ドルを稼ぐ方法を考える」こと。
手順は次の通り
- 100ドルを稼ぐための方法をたくさん生み出す。(世界や億万長者になるための方法を考えなくて良い)
- アイデアを生み出した後は、実践してみる
アイデアを生み出して、実行してみることで、そのアイデアが上手くいくかどうか、誰かの力を借りる必要があるかなどが分かるようになるそうです。
このエクササイズの良い点は、以下のような利点があります。
- 楽しみながらできる
- 大成功をもたらす可能性がある
これ以外にも面白い内容がたくさん書いてあるので、興味がある方は読んでみても良いかもしれません。
まとめ
以上、『IDEA FACTORY 頭をアイデア工場にする20のステップ』のレビューをご紹介しました。
発想力=才能...といった認識がありましたが、本書を読んで発想力は身につけることができると知り、何だか自信を持つことができました 笑
発想力で悩んでいる方は、ぜひ読んでみてください!