何か新しいことに挑戦する時に必要となる自信。
自信は何かに挑戦する際に必要であると思われがちですが、実は自信は必ずしも必要ではないらしいです。
この自信にまつわる常識を覆すような内容を書いた本が『自信がなくても行動すれば自信は後からついてくる』
私自身、失敗を恐れることが多く、参考になる内容が多かったので、レビューを書いてみました。
- 自信が持てない
- 新しいことに挑戦するのが怖い
上記のような悩みを持つ方におすすめの書籍となっています。
今回読んだ本『自信がなくても行動すれば自信はあとからついてくる』
- 著者:ラス・ハリス
- 出版社 : 筑摩書房
- 発売日 : 2021/1/28
- ページ数:281
『自信がなくても行動すれば自信はあとからついてくる』のレビュー
『自信がなくても行動すれば自信はあとからついてくる』を読んだレビューを簡単にご紹介。
まずは行動することが大事
何か新しいことに挑戦する時、次のように考えませんか。
- 自信が高まってから挑戦しよう
- 失敗しない確信ができてから挑戦する
私自身も失敗に怯えて、行動に移せないことが多くあります。しかし、本書では何かに挑戦する際に、自信は不要であることを述べています。
そもそも自信が欠ける理由として、5つの理由があります。
- 期待が大きすぎる
- 自己評価が厳しい
- 恐れに囚われる
- 経験が不足している
5つの理由を見てわかることは、全てにおいて自信がない訳ではなく、一定の分野、一定の行動に自信が無いということ。
未知の分野に取り組むことから自身が欠けてしまっている。なので、練習をして、それなりの技量が持てるまで、何かに自信が持てないのは当然と言えます。
こういったことから、著者は「まずは行動することが大切」と述べています。
自身の感情は後からついてくる
では、行動した後はどのようにして、上達すれば良いのか。この疑問に関しては、自信のサイクルとして、4つのステップが紹介されています。
自信のサイクル
- スキルを磨く
- 実際にスキルを使う
- 結果を評価する
- 必要ならやり方を変える
よく見ると「普通の内容じゃん‼︎」となるようなサイクル。でも、お箸を使えるようになった時や自転車に乗れるようになった時など、過去の自分自身の成長を振り返って見ると、自信のサイクルに当てはまることが多いと感じられます。
スーパーミラクルな方法ではなく、当たり前のようなサイクルであるが、誰でもとっつきやすいサイクルなので、試して見る価値はあると思われます。
恐れは自然な反応
「行動することの大切さが分かったし、自信の付け方も分かったけど、1歩踏み出すことが怖い」。
こんな風に感じる方もいらっしゃると思いますが、未知の世界に足を踏み出す際に怖いと感じることは普通だそうです。
ベテランであっても、未経験者であっても、コンフォートゾーンを出てリスクを冒すと誰もが恐怖を感じると本書では述べられています。
その恐怖の克服方法として、恐怖と戦わないことが克服の鍵になると紹介されています。
恐れに対して、過剰に反応してしまうと身動きが取れなくなり、コンフォートゾーンから出られないと説明されています。
恐れに対する克服方法も紹介されているので、気になる方は要チェックです。
まとめ
以上、『自信がなくても行動すれば自信はあとからついてくる』のレビューをご紹介しました。
科学的な根拠が100%ある訳ではないですが、自信が持てない人には、参考になる内容となっていました。
読了後、何かに挑戦する際に、失敗を恐れなくて良い...というマインドを持つことができたので、個人的にはオススメの1冊です!