「その仕事、どの会社でも通用しますか?」
このような質問をされた時、どう答えますか?
私は「...」と固まってしまうと思います 笑
誰でも「どの会社でも通用します!」と答えたいと思いますが、普遍的な仕事力を持っていないと「Yes!」と答えられないと思います。そんな15年後にも役立つ普遍的なスキルを紹介した本が『コンサル1年目が学ぶこと』。
「どこにでもある自己啓発本じゃないの?」と思われた方もいらっしゃると思いますが、本書は著者の経験や各界で活躍するコンサルタントの方に取材を行い、今日から使えるスキルをまとめた本となっています。
コンサルを目指す方はもちろん、コンサル以外の方にもおすすめの内容となっていました。特に新卒の方やこれから就職をする予定の学生の方におすすめしたい1冊のように感じました。
そんな『コンサル1年目が学ぶこと』を読んだので、レビューを書いてみました。
今回読んだ本『コンサル1年目が学ぶこと』
- 著者:大石 哲之
- 出版社:ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 発売日: 2014/7/30
- ページ数:281
『コンサル1年目が学ぶこと』のレビュー
『コンサル1年目が学ぶこと』を読んだレビューを簡単にご紹介。
4章構成でスキルを磨ける!
『コンサル1年目が学ぶこと』は、著者の経験や各界で活躍するコンサルタントの体験談の中から、30個の重要なスキルにまとめられ、紹介されています。
「このスキルが重要!」で終わりではなく、各スキル項目の内容説明やスキルを上手く身につける方法、使いこなす方法なども解説されているため、本書内で紹介されるスキルを実践スキルとして身につけやすい内容となっています。
また、構成は4章構成となっています。
各章の項目は、以下の通り。
- 1章:話す技術
- 2章:思考術
- 3章:デスクワーク術
- 4章:プロフェッショナル・ビジネスマインド
各カテゴリで章分されているので、今の自分に不足しているスキルから磨いていくことができます。
また、必要なスキルが偏ることなく、普遍的に紹介されているので、これから就職する学生や新卒入社して間もないビジネスマンの方におすすめの1冊です。
どこでも活用できる"トークスキル"
個人的には、1章の「コンサル流"話す技術"」がおすすめです。
全部で9つの項目が紹介されています。9つの項目は、以下の通り。
- 結論から話す
- 端的に話す
- 数字で語る
- 数字とロジックで語る
- 論理を優先させる
- 相手に理解してもらう
- 相手に合わせる
- 相手の期待値を理解
- 期待値を超える
どれも当たり前の項目ではありますが、何年経っても活用できる重要な項目が解説されています。各項目においては、項目の説明→重要となる理由→項目を使いこなすチップス...といった流れで解説されるので、理解しやすい&普段の業務でスグに実践しやすい内容になっています。
当たり前のスキルばかりですが、当たり前だからこそ、身につけるべき必須スキルばかりなので、新卒や就職予定の学生の方はもちろん、働き始めて数年経つビジネスマンの方にもおすすめです。
プロのビジネスマインドも学べる
普遍的なスキルに加えて、仕事をする上で必要なマインドも紹介されています。
プロフェッショナルとは何か?といったことから、仕事へのコミットメントやチームワークについて、語られています。
項目としては、以下の8つ。
- ヴァリューを出す
- 会議は発言する
- 時間=お金
- スピードと質のバランス
- コミット力を学ぶ
- 師匠を見つける
- フォロワーシップを発揮
- プロのチームワーク
実際に働いたことがないと「自分のやりたいことをしたい!」「努力が必要!」といった個人的な気持ちが大きくなりますが、4章の"プロフェッショナル・ビジネスマインド"ではビジネスマンとしてどのように振る舞うべきかの心得が記載されており、「働くとはこういうことか!」と働くことについて、理解することができます。
何年経っても重要となるビジネスマインドが記載されているので、気になる方は是非確認を!
まとめ
以上、『コンサル1年目が学ぶこと』のレビューをご紹介しました。
何度読み返してもためになるスキルばかりが紹介されており、個人的には「ビジネスマン必須の1冊といっても良い内容では?」と思っています。
コンサル職を目指している方や新卒で働いて間もない方意外にもおすすめの内容なので、気になる方は是非読んでみてください!